月: 2010年7月

追悼 Diary

追悼

1996年、僕は今の会社に新卒で入社した。 当時の配属先は横浜港の倉庫だった。 初日、いきなり作業服に着替えさせられ、倉庫に入るとそこに彼がいた。 輸出する自動販売機にエアキャップを巻く作業が待っていた。彼の指示のもと、何が何だかわからぬまま、ただただエアキャップを巻いていた。 彼との接点はそこがスタートだった。 2002年10月、僕の香港駐在の任期を終えると、後任は彼だった。 香港で仕事など殆ど無かった当時、引継ぎと称して毎晩飲み歩い[…]