世界の車内から

毎日働いて疲れきっていたので、自分へのご褒美として小田急線のロマンスカーで家に帰ったのですよ。

そんな車内での出来事。

僕は窓側の席。

隣に20歳くらいのヤンキー女。

通路を挟んでその隣が女の人のお友達。これまたヤンキーの女の人。

その隣、つまり僕の反対の窓側がハゲのおっさん。

 人人 人人 

 人人 人人 ↑

 人人 人人 

 禿女 女僕

 人人 人人 ↑ 進行方向

 人人 人人

こんなかんじです。

で、僕は手持ち無沙汰だったので、携帯電話のゲームで遊んでました。

往年の名作・テトリスです。

ブロックを組み合わせて、横一列にラインを完成させ、ブロックを消していくという、あのテトリスです。

僕はテトリスで何気なく遊んでいました。

で、隣の女の人と、お友達の女の人は通路を挟んで会話をしています。

僕は別に話を聞きたかったわけではないのですが、声が大きいので聞こえてしまうのです。

右の女 「誰にも言わなかったけど、私、集団で襲われたことあるの。」

左の女 「マジで?」

右 「○○君っているでしょ。△△△ってチームの。」

左 「うん。」

右 「私、彼のこと気に入ってるし、それで、彼に遊びに誘われたからついて行ったの。そしたらチームの人が10何人っているの。ヤバイって思ったからお母
さんに電話しようとしたら携帯取り上げられちゃって泣きじゃくるしかなかったの。そんな私を見て○○君は『逃げてもいいよ』って言ってくれたけど、○○君
はチームの下っ端だし、私を逃がしたら○○君がひどい暴力を受けるだろうし。だから私も覚悟を決めたの。その代わり10何人一斉にじゃなくって、一人ずつ
にしてってお願いしてそれで・・・」

そんな話を横でされてるもんですから、テトリスに集中できません。

ブロックは山のように。

股間も山のように。