Accept / 渋谷AX

旧西ドイツが産んだヘビーメタル、称してジャーマンメタル。スピードがありドラマティック、叙情メロに重厚サウンド。
アメリカナイズされたScorpions。ダークで重い現代的要素を取り入れたHelloweenと違い、ドイツの象徴を貫き通す、ジャーマンメタルの先駆けともいうべきAcceptがひと夏限りの再結成。そして日本にやってきた。
まずはお詫びだ。今回、2階席で観戦などと真のメタラーらしからぬ行動を取ってしまったことを心より詫びたい。
ではあるが、通常のスタンディングライブだと前の人の頭ばかりでステージ全体を見渡すことなど不可能であるが、この日は2階席が功を奏しステージ全体を
じっくりと拝見することができた。そのライブがAcceptであることに意味がある。なぜならこの夏の再結成が最後の勇姿になるであろうから。今日だけは
じっくりと目にも心にも焼き付けておきたかった。

さて、ほぼ定刻にメンバーが登場。Starlightからはじまる。オールドファンにはたまらない。というか、ここに来ているほとんどの人達はオールドファンですが。。。
とにかくいきなり大合唱。サビの部分での大合唱は2曲目以降、最後まで続き、これでもかとウドが観客に歌わせる。ウドののどの調子も良い。金切り声も実によく出ている。MCはほとんど無く、本編最後のFast As A Sharkまで一気に続く。
アンコールはPrincess Of The Dawn。やはり大合唱。そして2度目のアンコール、Balls To The Wallでの男たちの大合唱は圧巻。歌いながら思った。Acceptはライブで歌ってこそ価値のあるバンドであると。

現在の職業はカメラマンということもあり、はっきり言ってウルフ・ホフマンのギタープレイはボロボロ。しかし今日だけはそんなことはどうでもよい。
鋼鉄サウンド、地響きコーラス、ウドの金きりシャウト、これが揃うとAcceptなのだ。新譜は作らなくてもいいです。1年に1度のライブだけでいいで
す。Acceptを続けてもらえないだろうか?

1. Starlight
2. Living For Tonight
3. London Leatherboys
4. Metal Heart
5. Up To The Limit
6. Winterdreams
7. Flash Rockin’ Man
8. Breaker
9. Bass Solo
10. Head Over Heels
11. Neon Nights
12. Guitar Solo
13. Restless And Wild~Son Of A Bitch
14. Turn Me On
15. T.V. War
16. Monsterman
17. Love Child
18. Fast As A Shark
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19. Princess Of The Dawn
20. Burning
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21. Balls To The Wall