解雇

ってわけで前回の日記で書いたアシスタントの上戸
彩さん(仮名)がいらっしゃってから2週間。これが大ハズレ。経歴詐称もいいところ。同業他社に居たという割りには業界知識ゼロ。専門用語が何一つわからない。おまけにオーストラリアで働いてた人が、2桁の数字を英語に直すことすら出来ないなんてありえないわけで。

そんなかんじですから戦力にもならず、夕方6時の定時で帰りなさいと申し付けてるにも関わらず、何もせずに8時まで残って残業代稼ぎだけはしっかりするわけで。

ということで、たった2週間ですがクビを宣告するよう命ぜられましたよ。

俺 「彩ちゃん、あなたはわが社の即戦力にはならなかったから、残念ながら縁が無かったというとで今日でお終いね。明日から来なくていいから。」

彩 「イヤです。働かせてください。ワタシなんでもしますから。」

俺 「何でも?」

彩 「はい。何でもします。」

俺 「じゃあ、まずはココを舐めてもらおうか。」

彩 「アンジェリスさん、ダメよ、ここは会社よ、イヤ、やめて、あぁ、ウフン♪」

と、こんなかんじの展開になることを軽く期待しつつ、上戸
彩さん(仮名)を会議室に呼び出し、我が人生初のクビを宣告。気弱な俺がよくぞ言った。
で、涙の一つでも流されたらどうしようと悩んでいたのですが、意外とあっさりに「あぁ、そうですか。お世話になりました。」と言い残し、去っていきました。

たった2週間で、しかもどうしようもない人でしたが、ちょっとだけ情がわいてたのか切ない気持ちになり、逆に、こんな気持ちになるのならもうアシスタントとかはいらない。これからはどんなに忙しくても俺1人でやっていきますよ。もう弱音は吐きません。けど、石川
梨華さん(仮名)
が面接にきたら即採用。