ハイキング
2002/04/30
最近、ハイキングに凝っている。
日曜日もハイキングに出掛けた。
山道をハァハァゼイゼイ言いながら、ひとつの分岐点に差し掛かった。
いつもはなだらかなコースを選択するのだが、何を血迷ったのか、急勾配の石階段を登ってMt.Butlerという山の頂上を目指した。バトラーだなんていかにも闘いというかんじで、男の中の男の山だ。いや、男じゃない、漢だ。
こう見えても僕は山岳部出身だ。思い出すだけでも舌を噛み切りたくなる暗い青春の持ち主だ。
30段登って10分休むといったかんじで、体力年齢50代の体を労わりながら、頂上から眺める絶景の香港を求めて一歩、また一歩と。
あまりの急勾配に登頂を諦めようとも思ったが、途中すれ違った香港人から”Fight!”と声を掛けられ、僕は歯を食いしばった。
「見えた、あそこが頂上だ。」
握り拳を作り、奮える足にムチを入れ、最後の力を振り絞って、ついに頂上到達を果たした。
立ちションしている西洋人と目が合いました。
人生のリセットボタンはどこに売ってますか?